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なんでこんなに派手派手しいのか。

なにこれ異常。とりあえずマツコさんに爆笑いたしました。

コミックナタリーの記事

白泉社さん公式

なにげに亜弓さんの顔すごすぎ。

えー、なんというか、こう、全体的に・・・
あまりに完結しないから、誰かがぶちぎれたとしか思えない。

「大都芸能主催 第1回ガラスの仮面 全国統一模試」とか。
満点とると紫のバラの花束もらえるかも・・って、いらないし。
いや、満点取れなかったけど。85点しか取れなかったけど。
(↑結局やってみてる)

速水さんのTwitterとか。
「水城くん・・・もうキミの前だけでつぶやいたりしないよ・・・」
・・・う〜ん。う〜ん。なんだかなぁ。
1976年開始の漫画の登場人物がTwitter。う〜ん。
(でも、近刊ではフツウに携帯電話とか出てきてる)

ファンブックとか。
買う気ないしどーでもいいけど、どんなもんなのかとクリックしてみたら。
「貼ると元気になる月影千草励まシール」だの
「速水真澄の哀愁溢れる特製ポストカード(はぁと)」だの
付録でついてくるらしい。いらん。果てしなくいらん。
瀕死の月影先生に励まされてもどうかと思うし、
哀愁にとらわれまくってる最近の速水さんはうっとうしい。

あ、いろいろとぼろくそ言ってますが、
私は高校生の時から愛読者でありますです。
(こんな記事も書いてました・・)
昨年、また何年ぶりだかに出た44巻もちゃんと買ってます。
この9月10月連続発売の新刊もきっと買ってしまうんだろうなぁ。

でも、正直疲れちゃいました。
だって数年ぶりに新刊出たところで、
登場人物みんなしてうだうだ色恋沙汰に悩んでばっかりで
話が進んでいく感じがしないんですもの。
昨年の44巻で、やっと亜弓さんのお目目のお話が出てきたけど、
それって20年前に連載で出てきた話だからねっ、ぷんぷん。

別に少しぐらいうだうだしててもいいけれど、
それならせめて年に2回くらいはコンスタントに出してください。
なんだかもう、最終回まで生き延びられない気がしてきた、本格的に。

派手派手しい宣伝もいいのですが、
とにかく話が進んでくれていることを祈ります。
ほんと、「祈ります」という表現しか出てこない。あーん。
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by namit100 | 2010-09-16 01:56 | 本をよむ

エッセイだけのお付き合いだけど。

佐野洋子さんといえば、絵本とか童話をかく人、なのですが、
彼女の絵本で読んだことがあるのは「100万回生きたねこ」だけ。
とても有名な絵本で、これをすすめてくれた大学時代の友人は、
この絵本で「ぼろぼろ泣いた」そうなのですが、
私は別に泣いたりもせず、あまり感動とかもせず、
まぁわりと「ふーん」って感じで読み終えてしまいました。
ただ、その猫の目つきには大きな衝撃を受けましたが・・。

しかし、私は、10数年前になんとなーく買った、
「ふつうがえらい」を読んで以来、
佐野さんのエッセイがあまりにも好きなのでした。
ちゃきちゃきしてて、正直で、お友達との会話がおもしろくて、
根拠はないけれどこの人の感覚ってまっとうだと思う。
でも、「100万回生きたねこ」では泣かないのに、
このエッセイの中の「愛する能力」って章を読んだら泣けてきて、
自分の感受性どーなっとんねんとちょっと思ったりもしつつ。
それ以降買い集めた、文庫化された数少ないエッセイ集は、
ふと思い出しては何度も読み返す本たちとなっています。
あっちこっちに頼まれて書いてるものを本にしてるみたいなので、
同じ友達の話とか何べんも出てきたりするんだけど、
それでもやっぱりおもしろいから、まぁいいんです。

で、先日本屋さんで「私の猫たち許してほしい」を発見。
書名は見かけたことがあるものの、現物に出会ったのは初めて。
オビによると2006年の秋に復刊したようです。
これは、佐野さんの初めてのエッセイ集。
やっぱり、この人の感覚、すごく好き。

外国(ヨーロッパ)に住んでいたとき、
タクシーやバスの運転手の
『でっぷり太った中年の男の髪の生えぎわと、
洋服のえりにくいこんでいるあいだのわずかな首』に、
いつまで住んでもそこは見知らぬ街だとどきっとする。

画材屋の窓のない二階でクロッキーをしながら、
通りの下から聞こえてきた
「あなたそんなことをしていると、世間が狭くなるよ」
という女の声で
『世間というものが、一人ひとりの生きている人間のつながりである』と
はじめて理解する。

美少女で「お嬢さん」の友達が家に来た時、
猫が部屋で吐いたものを始末したら
その友達に「佐野さん、えらいねえ」と言われて、
『何でも自分で始末することは貧乏のあかしである』と
悟って恥ずかしくなる。

なんか、こういう佐野さんの感覚って、
見たり聞いたり体験したりしたことが、
よけいなこと抜きにして、そのまま直結してるのね。

でも、やっぱりちょっと「私の猫たち許してほしい」は
文体も内容もかたくるしい感じがしてしまう。
「がんばりません」とかみたいに、
おしゃべりさんがぱたぱたぱたっとたたみかけてくるような中に
どきっとする感覚がはさまっているのが好きなのかも。
まぁ、ともかく、単純におもしろい。
私もここに出てくるような友達、ちょっとほしい。
『読書は怠惰な快楽である』ってフレーズ、すごく好き。

以前に出ていたエッセイはどれも40〜50代の頃のもののようで、
その後、ご病気等いろいろあったみたいですが、
「そして、私は不機嫌なまま六十五歳になった」という言葉で
あとがきがしめくくられている佐野さんのエッセイ集、
発見してしまったので、仕方なく苦手な単行本で買ってしまいました。

んで、佐野さんのエッセイって、
あの「100万回生きたねこ」の目つきみたいだな〜とか、
ふっと根拠もなく思いついてみたりして。アホみたいだな、自分。
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by namit100 | 2007-02-22 15:35 | 本をよむ

短編集、最近気に入った2冊。

*「炎の中の絵」 ジョン・コリア

なんというか、ブラックなO・ヘンリという感じでしょうか。
そこまでのどんでん返しはなかったり、
オチが読めてしまったりするものもあるけれど。

20編の中で、おもしろいのあり、意味わからんのあり、
(表題作「炎の中の絵」とか、本当にわかんない)
やや古風な文章も好き嫌いありそうだけど、
なんとなくユーモラスで、これはこれで楽しい一冊でした。

気に入ったのは、結末まで書いていないお話。
「え? ここで終わっちゃうの?」と一瞬思うのだけど、
これから起こるであろうことへの不吉な予感を漂わせつつ
後は読者のご想像におまかせ、というラスト。
こういうラストって、特に短編だとけっこういいですね。
(「夢判断」「ささやかな記念品」「少女」など・・)

あとは、夫婦もののお話がけっこうありました。
それも、葛藤してたり相手を憎んでいたりというのばっか・・
なんだか身につまされるわ・・・。
そんな夫婦もののひとつ「保険のかけすぎ」は、それこそ、
O・ヘンリ「賢者の贈り物」の真逆みたいに言われるようですが、
ほんっとにばかばかしくておもしろいです。
生活費の9割、保険料に使っちゃぁ、だめだよね。

ノミが主人公の「ギャヴィン・オリアリー」も
「なんだこれ」と思いながらも、そのばかばかしさが好き。

この人の作品、現在本屋さんで入手可能なのは、この1冊だけらしい。
元々、作品自体が多くはないようなのですが、
他のもちょっと読んでみたいなぁ・・・ネット古本屋さん巡りか?


*「死神の精度」 伊坂幸太郎

一時期はまりにはまった伊坂氏、今も好きでちょくちょく読んでます。
しかし、はまった頃に単行本で買った
「重力ピエロ」も「アヒルと鴨のコインロッカー」も続々と文庫化、
それを本屋さんで横目で見ては「ちっ」と心の中で舌打ちしつつ、
結局また単行本で買ってしまった「死神の精度」。
なんだか、表紙と帯が気に入っちゃったもので・・・。

で、こーいうの、とっても好き。
死神・千葉さんは、人間に興味はないと言うし、
担当した人間のほとんどは、死ぬのは「可」にしちゃうし、
でもなんか妙にいい人っぽい(人じゃないけど)不思議。
淡々とはしているけれど、感情がないこともなく、
ミュージック大好きな死神さん。

以前、「ベルリン・天使の詩」という映画で、天使は、
ただ人間を見守って報告することしかできない立場だったけど、
死神っていうのも、そんな感じかなぁとかちょっと思ったり。
でも、この死神さんの場合は、
人の生死握っちゃってるから、ちょっと違うかな。

そんな、人の生死に関わる話なんだけど、
生きるとは・死ぬとは、みたいなことを深く考えなくていい、
こういう距離感が、やっぱりいいなぁ伊坂さん、とか思うのです。
そーいうことを考えてしまうお話も読みたいし、
そーいうことを考えずに楽しめるお話も読みたいもんね。

死神のルールをうまく活かした一編「死神と藤田」、
老女が魅力的な最終話「死神対老女」、特にお気に入り。
一応、最終話で一段落しているんだけど、
続きを書いてほしい(し、書いても不自然でない)と思いました。
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by namit100 | 2007-02-14 14:36 | 本をよむ

受け入れるって、すごいことだ。


カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」

知り合いが「読後呆然」というメールを送ってきたので、
興味を持ち、どんな話かもわからないまま読み始めました。
読んだ後、呆然とはしなかったけど・・・ぼーっとはしました。

内容は詳しく書かない方がよいと思うので、
曖昧な書き方になってしまうのですが・・・。

主人公たちの存在がどういうものかを直接的にあらわす言葉は
2度ほどしか出てきませんが、
彼・彼女たちは、たったひとつの目的のために生まれて死んでいく、
言ってみれば家畜のような存在です。

しかし、延々と語られる主人公の回想の中の彼・彼女たちは、
笑ったり泣いたり、喜んだり悲しんだり、
人を愛し、友人と語り合い、たくさんの思い出を抱え、
そこにあるのはまぎれもない「人生」とかいうものです。
それが読んでいるこちらの気持ちをぞわぞわさせ、
最後にはどうにもこうにもやりきれない思いを抱かせます。

設定自体は、そんなに目新しいものではないかもしれません。
重要なのは設定自体ではないような気がします。

ヘールシャムで生活する彼・彼女たちは、
ルーシー先生の言う通り
「教わっているようで教わっていない」状態です。
自分たちの存在について、未来について、
知ってはいるけれど、本当には理解していません。
けれども、やがてヘールシャムから出て行った彼・彼女たちは、
訪れる現実を受け入れて、やがて`使命を終える’ことになります。
小さな夢を抱くこともありますが、運命は変わりません。

抗うのでもなく、絶望するのでもなく、諦めるのでもなく、
「使命」という言葉を使いながらしかし使命感に燃えるのでもなく、
ただただ受け入れる。

ただ受け入れるということは、なんてすごいことなんだろう。
・・・それが一番印象に残ったことでした。

どうやってもまとまった文章にはならないけれど、
なにか書いておきたくなるような、そんな一冊、でした。
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by namit100 | 2007-01-31 19:22 | 本をよむ

今週読んだ本とか。

*「バレンタインの勝ち語録 自分の殻を破るメッセージ80」
  ボビー・バレンタイン 構成・翻訳 中曽根俊

えー、4、5ページ読んで飽きました。・・ってヒドイ言い草だな。
正確に言うと、読むのに疲れました。(これもヒドイか)
いやね、いいこと書いてあるなぁって思うんですけどね。
どーも自分には「前向き! ポジティブ! どうだ、これでもか!」
ってぇのが、いまひとつしんどくて。

読んでたら反動でなんだかなんなんだか、どうしても
トモフスキー氏の「うしろむきでOK!」を聴きたくなり、
20分もかけて押入捜索してカセットテープを引っ張り出しちまいました。
(当時自主録音して、通販で細々と売っていたんだよね、懐かしい)
久々に聴いたけど、やっぱこれ、いいなぁ。
へにゃへにゃと「ガン告知はいらな~い」だってー。

・・・って、ボビーさんの本の話だったっけ。
いや、ほんといい言葉がいっぱいあると思うんで、
気が向いたときやらちょっと励ましの言葉がほしいときに
適当なページをあけてひとつ読んで、さぁ明日もがんばるぜっ・・
という読み方だといいかもしれません。
間違っても80コいっぺんは、自分には無理そう。


*「生協の白石さん」
  白石昌則 東京農工大学の学生の皆さん

えー、こちらは飽きる前に読み終わりました。
これってネットで話題になってたんですか? 全然知らなかったです。
なんだか、ほのぼのワールドですね。
学生さんのしたためる‘ひとことカード’見てると、
こういう大学通ってみたいなーって感じもします。
対する白石さんの‘お答え’は、まじめかつ優しい切り返し、
しかも生協職員さんとしてきちんと宣伝も怠らないところがいいです。
たしかに、こーいう‘お答え’してもらえるんなら、
せっせこ‘ひとことカード’書いてみたくなるかもなぁ。
・・などと思いながらどれも楽しく読みました。ひとつ挙げると、
「バストアップ用品を置いて下さい」のやりとり、すごい好きです。

ちなみにこの本、
「おもしろかったけどたぶん読み返したりはしないから」
という言葉とともに頂いたものですが、
自分も同じ感想なので、同じ台詞とともに、誰かに譲るでしょう。
本屋さんの売上げに貢献しませんね。すいません。



*「ピルグリム[クラシック版]」
  鴻上尚史

本屋さんで見かけて、懐かしさとともに衝動買いしました。
(お、ちゃんと売上げに貢献してるじゃん。えっへん。)
いや、第三舞台バージョンでも、他の役者さんバージョンでも
「ピルグリム」の舞台を観たことはありません。
ただ、‘演った’ことはあります。
演ったっつっても、高校演劇部の新入生歓迎公演で、
しかも自分は照明の裏方ちゃんでしたけども。
新歓公演っていいんだよねぇ、大会のぐへぇって重圧はなく、
でも程よい緊張感で楽しめる感じ。
こーいう台本でやれるのも、新歓公演ぐらいだし。

で、[クラシック版]ってなんぞや? と思ったら、
ちびちびと前のとは違っているんですね。
‘伝言ダイヤル’が‘メール’になってたり、
ネットや携帯電話が出てきてたり、という、
単純に時代モノの変更もあるけど、それ以外にも
ヘンな(っていったら失礼か)歌が増えている(と思う)
どーでもいいギャグがどーでもよく違うものになっている(と思う)
「ユートピア」って単語がちょくちょく出てきて、
「オアシス」との違いを説明するようになっている(と思う)
当時の台本はとっくのとうに手元にはないので、断言はできないけど。

っていうか、15年ぶりくらいに読む台本なのに、
けっこう覚えていたのが自分でもびっくりしました。
いや、一番びっくりしたのは、
無意識のうちに、頭ん中でそれぞれの役の台詞を、
当時その役を演っていた部員や客演さんたちの台詞回しで読んでいたこと。
15年前だってのに。
動きまで鮮明に思い浮かぶ場面もあるんですよねー。
身体も感覚もフルに使って舞台つくってたんかなぁと思いましたです。
そのわりには、内容はうすらぼんやりとしかつかめないわけですが。
「まだ分からないのかい?」という黒マントの台詞に
「わかんねーよっ」と心の中でつっこんでいた頃とちがって
「あぁ、そんなもんかもねぇ」となんとなく納得している15年後の自分。


********


しかし、こーやってみると「30分くらいで読めそうなもん」にしか
手を出してないですわ・・・。
(しかも、全然本の感想になってないな、この文章。)
まぁ、ここんとこちょっとね、
普通の(?)本を読もうって状況でもなかったけど。
積んだままの本たちも早いとこ読んじゃいたい・・いつになることやら。
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by namit100 | 2005-11-25 22:41 | 本をよむ

「笑え!」と「わはは」に泣かされた夜。

だいぶ前に、「きょうろぐ」さまで、
「おすすめの野球マンガ」の記事を募集!
という企画が行われていました。

自分は、野球マンガってあんまり読んだことなくて、
大御所「ドカベン」ですら、実は読んだことないし、
どんな野球マンガがあるのかも、よく知らないって感じで。
かろうじて「タッチ」はちょぼちょぼ読んでたけれど、
和也がいなくなったときに
「こんな‘邪魔者は消せ’みたいなやり方、あんまりじゃないか」
と、一人で憤慨しまくって、以後興味を失ってしまったし。

なので、「きょうろぐ」さまの記事へのコメントやTBを拝見しつつ、
へぇ、こんなのもあるのか~とか思ってたんです。
で、その中で、けっこう挙げられてたのが、川原泉さんのマンガ。

川原泉さんって、好きな人はものすごく好きなマンガ家さん、
というイメージがあって、以前からちょっと興味あったんですよ。
でも、本屋さんで文庫版を見かけて手に取ってみたら、
表紙の絵柄にも、裏に載っているあらすじにも、なんだか馴染めなくて
気にはなりつつ、結局読まないままになっていました。

まぁ、そんなこともあって、
おすすめしてる人が多いんだな~、読んでみよっかな~、
と一瞬は思ったものの、これもまたいつしか忘れていて。
それを昨日、突然ふと思い出して本屋さんに行ったら、
「甲子園の空に笑え!」の文庫版があったので、買ってきました。

絵柄はやっぱり私にはイマイチで、話の展開はむちゃくちゃで、
22歳の女性監督の一人称はなぜか‘わしら’で・・なんだけど、
のほほーんとした野球部員くんたちが無性にかわいいし、
たしかにけっこういいかも、こーいうの好きかも、とか思ってる間に、
すごい勢いで話は甲子園決勝まで進んでしまいました。
で、なんだかここらへんから、突如たちこめだした暗雲。

「わしらは栄冠とか優勝とか
 そんなもんに輝かなくてもいいんだな」

ここで、ふいに‘うるっ’ってなっちゃって。
そこから決勝戦が進むにつれて、どんどんうるうるしてきちゃって。
試合が終わって、最後の最後、

「-ああ
 楽しかったね・・・・・・」

これが決定打。ぽろぽろと涙がこぼれてしまって、自分でボー然。
ちょっと待て、この人のマンガって、泣いちゃうマンガなのか?
こんなにのほほーんとしたのん気顔ばっか出てくるのに、
なんでこんなことになるんだ?
全然、闘魂こめてでも、悲壮な戦いでもないのに
・・・いや、だからなのか?
なんだか、ショック。

で、まだボー然としながらも、
次に収録されている「ゲートボール殺人事件」を読んだら、
別に涙腺は異状なし。あーよかった。

ところが。その次、「銀のロマンティック・・・わはは」
こちらはフィギュアスケートのお話なんですが・・・
なにこれ? まじで号泣したんですけど?

「まぶしいね
 まぶしいね
 まぶしいね」

「愉快だね
 愉快だね
 愉快だね」

この言葉とともに描かれている絵は、完璧ギャグマンガなのに、
もうここから、ラストまで、ひたすら号泣ですよ。
今、思い返しているだけでも、うるうるきてますよ。
なんか、こーいうセリフに弱いのかね、私の涙腺は。
シリアスなことをシリアスに、ではなく、
のほほんなことをのほほんに、でも泣けてしまうものってあるのね。

っていうか、なんか悪いもんでも食べたっけ? というくらい、
声上げて泣いてました。やだ、もう。
30すぎて、真夜中に少女マンガで号泣するなんて、
こっぱずかしいことになろうとは、思いもしませんでした。
おそるべし、川原泉。

そんなわけで、私の初川原泉体験は、びっくり呆然モノでした。
しかも、深夜に号泣したのが悪かったのか、
今朝起きたら左目はモノモライになってるし。
眼医者さんで目薬もらってきたけど、
腫れてるわ、まばたきのたびにズキズキするわ、ツライ・・・。

もひとつ、「メイプル戦記」も読みたくてウズウズなんですが、
この調子ではモノモライが治るまでは読めそうもありません。
いや、治っても、深夜に読むのは控えなくては・・・。
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by namit100 | 2005-09-17 22:50 | 本をよむ

もう寝なきゃと思いつつ本を読む。2

伊坂幸太郎さんにハマる・その2 です。

ハマりながらも、他の本も並行して読み出したりして、
さすがに寝不足が仕事にさしつかえそうな感じになってきたので
ここんとこちょっと本を読むペースが落ちているのですが・・
読んだ順にカンタンに感想など。


*重力ピエロ

まず目次を見てびっくりです。章、多すぎだって。
3ページくらいしかない章もあるんだよー、なにこれ。
でも、けっこう自分には向いているかもしれません。
ぱっぱっと目先がかわるのって、読みやすかったりするので。

「ラッシュライフ」を読んだ時に感じた、
‘緻密で乾いたおとぎ話’の印象が、さらに強まりました。

私=泉水、母が強姦されて産まれた弟=春、癌で入院している父、
をめぐる物語という設定は重苦しいものです。
でも、回想され語られる家族のエピソードや
登場人物のありえないほどカッコよすぎる会話から受ける印象は、
あまりにも‘おとぎ話’。
「ピエロが空中ブランコから飛ぶ時、
 みんな重力のことを忘れているんだ」
日常生活で、誰がこんなことを言うんだ?

芸術家や学者やらいろんなウンチク話やら、
ごちゃごちゃと出てくる遺伝子の専門的な話やら、
別に本筋にはなんの影響もなく、
それでいて‘おとぎ話’を形づくる大事な小道具であって。

しかし、この‘おとぎ話’に、まんまとひきつけられたのも確か。
最初の「ジョーダンバット」、たった6ページですでに、
小説全体を貫く私と春の立ち位置がすぱっとあらわされ、
なおかつ非常に魅力的で、あとはひきこまれるように読みました。
(ついでにいえば、後から出てくる放火事件の犯人も、
 この章だけで見当がつくといえばついたりします。)

ラストは「おいおい、これでほんとにいいの?」って感じだけど、
現実の中にあって、でも現実感からはふわっと浮いている、という、
この小説世界はおもしろいです。
テーマがあるようでいて、重たいテーマがどうこうというよりは、
単純にエンタテインメントな小説なんだと思います。
(そのわりにキザったらしいけど)


*グラスホッパー

妻の復讐のためにヤバイとこに足をつっこむ鈴木
人を自殺させるのが商売の「自殺屋」鯨
上司の言うがままに人を切りつける「殺し屋」蝉
槿と書いて‘あさがお’という名の「押し屋」

この人たちのストーリーが並行し、絡み合う、という、
「ラッシュライフ」とちょっと似たような構成になっています。

他の作品でも感じるのは、登場人物のキャラクターや会話が
‘人物’というよりは、‘小道具’というか‘舞台装置’のように
扱われているところなのだけど。
(非常に丁寧に細やかに扱っているのは確かですが)
この作品では無駄なところを削ぎ落として、スピード感はアップした分、
登場人物が完全に‘舞台装置’化しているのがひっかかります。
好き嫌いでいえば、あんまりそういうのは好きじゃないんだろうな、私。

鈴木が回想する、亡くなった妻の話とか、
鯨の前で死んでいく人の心の中とか、
蝉の‘操り人形’であることへの不安とか、
そういう心理描写みたいな部分ですら、やっぱり舞台装置のようで。
その部分部分を切りとってみればおもしろいんだけれど、
なんかちょっと引いてる自分もいますね。

ラストは、みんな死に絶えていきながらも、
やっぱりなんとなく生きる気力が出てくるようなもので、
さすがにこのパターンもちょっと飽きるなぁ、とか思ってたら。
最後の3行で・・・え? これって? と、突然怖くなりました。
すごーく何気なく書かれているんだけど・・
こんだけ緻密に話をつくる作者だから、やっぱりそういうことだよね?
「鈴木」のこれからの話を読みたいような気がしてきました。


*チルドレン

これはよかったです。
この作品が好きかどうか、というのは、たぶん、
「陣内」というキャラクターを愛せるか否か、というところに
大きくかかっていると思うのだけど。

「陣内」の周囲の人々がそれぞれ語っている、5つの短編。
しかし、「短編集のふりをした長編小説です」という、
オビに書かれている作者の言葉のとおり、
5つの話は「陣内」をめぐってつながっています。

それぞれがちょっとした謎解きめいた話になっていて、
それなりに楽しめますが、まぁ、ストーリーとしては、
水戸黄門の印籠と同じくらい御都合主義な感じもします。
「世の中、そんなにうまくいかないよー」っていうような。
(でも、御都合主義って嫌いじゃないんだよなぁ)

しかし、そんなことよりも「陣内」であります。
ここには、周りの人が見た・感じた「陣内」しか描かれていません。
その「陣内」像は、かなりエキセントリックなもので、
もちろん「陣内」本人が何を思っているかといった心理描写は一切なく、
表面的な感もあって。このキャラクターはまさに‘舞台装置’。

なのに、私は伊坂さんの小説を読むようになって初めて、
愛すべき登場人物に出会った、と思いました。
相変わらず感情移入はまったくできないし、
なんでだろう?と不思議ではあるのだけれど。

あと、思うのは、5つの話が実際の時系列にそって並んでいたら、
読み終わったとき、ここまで爽快な気分にならないだろう、ということ。
この順番で、最後がこの話だからこそ、の読後感があると思います。
こういうところ、うまいなぁ。
んで、個人的好みでいえば、人が死なないっていうのも嬉しいです。
「グラスホッパー」で、ちょっと・・・な感じだったので、
この作品は気持ちよく読めてほんとによかったです。
他の作品にみられない、ほのぼのとした感じがあって、かなり好き。


********

というわけで、とりあえず3冊読んだところで、やっと、
文庫になっている「オーデュボンの祈り」を手に入れて読みました。
で、これが、私のこれまでのベスト30冊くらいに入る勢いだったんで、
それはまた別に書こうと思っております。
しつこく、伊坂幸太郎さんにハマる・その3 までいくことになりそうです。
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by namit100 | 2005-07-04 21:34 | 本をよむ

もう寝なくちゃと思いつつ本を読む。

このところ、伊坂幸太郎さんの小説にはまっています。

きっかけは、GWあたりに立ち寄った本屋さんで
鬼のように平積みされていた文庫本「ラッシュライフ」。
普段は平積みにはあまり手を出さないのですが、
聞いたことない作家さんでもあり、なんとなく、
ちょっと気になってふらっと買ってしまいました。

で、買っただけで、しばらくほうってあったのですが。
1週間ほど前、「あ、そういえば、あれまだ読んでないや」と
思い出して、ようやっと読み始めてみました。
最初の印象は、「うわぁ、字が大きい」
岩波文庫とかのあとに読むと、異様に字が大きいですわ。
読みやすくていいですけど。

全然ばらばらな(ように思われる)登場人物たちの物語が
それぞれにちょっとずつ描かれていくストーリー展開。
誰かの話が10ページくらい続いては、
突如また別の人物の話になる、そのくり返し。
映画でいえば「ショートカッツ」や「マグノリア」みたい、
と読んでいくうちに、どうやらそれぞれの話の時系列も
ばらばらであるらしいことに気がついて、
「パルプフィクション」っぽいかも・・とか思ったり。
(ちなみに、巻末の解説にこれらの映画名がすべて出てきた・・・
 思うことはみんな同じなのね、と、ちょっと苦笑)

かといって、「ショートカッツ」「マグノリア」のように
地面が揺れたり、なんだかが降ってきたりというようなオチはなく、
(あれをオチと呼んでいいのかはよくわかんないけど)
ばらばらな登場人物とその物語が交錯し、つながって、
誰かの話で語られたことが、別のところでちゃんと解明されて、
「あぁ、あれってこーいうことだったのね」などと、
まるでジグソーパズルのピースのようにぴたりぴたりと
それぞれの場所にあてはまっていくうちに結末。

クセのある(けれど安易に感情移入できない)登場人物、
その人物たちのくり広げる饒舌な会話、
拳銃やら死体やらの物騒な小道具、
エッシャー展、展望台、白人女性といった各物語共通の背景、
そういったものが寄ってたかって「1枚の騙し絵」をつくる、
その爽快感と、妙なリアリティのなさ。

登場人物はやたらと犯罪者になっていき、
(元々泥棒の黒澤さんは、しかたないか)
先行きヤバイ人ばかりになっていくというのに、
ラストの、失業おっちゃんと拝金画商のやりとりが痛快すぎて、
なんだかハッピーエンド? みたいな、
ちょっと生きる気力がわいてくるぞー、みたいな、
そんな感じで終わってしまうのがとっても不思議。

なんというか、緻密で乾いたおとぎ話みたいな印象の作品です。
(なんか矛盾した言い方ですが)
そういうのが私の好みの小説かどうかというのは別にして、
なかなかおもしろかったのはたしかだったので、
もうちょっと、この作家さんの作品を読んでみようと思い、
もう1冊、文庫になっている「オーデュボンの祈り」を
探したのだけれど、どうもこれにお目にかからない。

しかたがないので、
重くてかさばるので、おっきい本は好きではないけど、
とりあえずそこにあった伊坂さんの単行本、
「重力ピエロ」(なんちゅうタイトルだ)
「グラスホッパー」
「チルドレン」
・・・の3冊を買ってきました。大人買い。

で、あれよあれよといってるうちに「重力ピエロ」読了、
現在「グラスホッパー」3/4くらいまで読んだところ。
とりあえず、「チルドレン」まで終わったら、
また、まとめて感想を書いてみようかな。
それにしても、自分、やっぱり本読むのが遅い・・と思いますわ。
やや睡眠削られ気味になっとります。
作品自体は、けっこう、なーんも考えずに、
ぱっぱっぱっーと読めるようなのなんだけど・・。
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by namit100 | 2005-06-20 21:50 | 本をよむ

読書というぜいたく。

久しぶりに「忘れられた日本人」を読んでいます。
なにかの合間にちょこちょこ読んでいるので、
なかなか読み終わらないのですが・・・

前にこれを読んだのは、20歳前後の頃だったでしょうか。
淡々とつづられた、数十年~百年程度前の日本人の姿に
ゆるりとした楽しさを感じながら読みつつ、
そのくらしに猛烈にあこがれた記憶があります。

あこがれたといっても、そのくらしを自分もしてみたいとか
思ったわけではありません。

というか、たとえば田植の作業ひとつとっても、
今の私では1日ももたずにへばるに決まっていて、
とてもできたものではないし。
食べたり寝たりしながらも延々と続く‘寄り合い’とか
考えただけでだるいなぁと思うし。
お互いの家のことを皆が何から何までわかっているような
「村」に住むなんて気が狂いそうだし。
ラジオも新聞もなく、ましてや本も音楽も映画も、
もちろん野球もない(!)生活なんて考えられないし。

ただ、ここで語られるくらしには、
自分が生きている意味だとか
生きがいだとか
自分の存在価値だとか
そんなことに頭を悩ませるひとびとの姿がありません。

ひとびとは、それぞれの‘居場所’で
(それが「村」であれ、そこから疎外されたところであれ)
はたらき、与えられた役割を行い、
日々のくりかえしを淡々と生きているだけです。
それはあまりにも健全で、まぶしいものに思えたのでした。

現在読んでいても、やはり同じようなあこがれを抱く私、
10数年前から進歩ないなぁと苦笑する気持ちですが・・

今、この本を読んでいて、あらためて感じるのは
「うけつがれていくもの」についてです。
ここには「村」のなかで伝承されてきたものが語られる、
でも「村」のない私は、いったいなにをどこから
うけついできたんだろう、うけついでいるんだろう。

ぼんやりとそんなことを考えながら本を読む時間というのは
なんとぜいたくだなぁなどと思っている今日この頃です。
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by namit100 | 2005-05-17 22:36 | 本をよむ

「Number」を読みたいのだが。

「Number」の最新号がいいらしい、というので、
買おうと思っているのですが、まだ出会えていません。
大きい本屋さんにはあるんだろうなぁ、と思いつつ、
どうにも大きい本屋さんに行く気力がないのです。
(だってー、建物の上の方のフロアにあるんだもん・・)

これは連休に入ったら、買いに行こう・・・と諦めて、
かわりといってはなんだけれど、近くの本屋さんにあった
「Number PLUS」を買ってきました。
「Number」の25周年傑作写真選、だそうです。
まぁ、仕事以外で文字を読む気力も弱っているので、
こっちの方が今の自分には向いているかもな、と。

で、案外これが私的には‘あたり’でした。

いきなり誌面にずらっと並ぶ‘25年間全表紙’が
めちゃめちゃ懐かしいです。
といっても、中学生途中からの記憶しかないんだけど。

私が初めて買った「Number」は、
金ぴかのバックに若き清原和博選手が微笑む表紙でした。
今あらためて見ると、ほんとに若い。ついでに白い。

山田投手のアンダースローが表紙の‘魔球伝説’、
中日監督になった星野さんが腕組みで睨みをきかせる‘巨人-中日’、
なぜか毛筆体で書かれている‘獅子~’シリーズ、
これまた今見ると若すぎっな‘監督 王貞治’、
阿波野投手と西崎投手がへなちょこに見える‘ザ・ライバル’、
などなど、延々と見覚えのある表紙が並んでいるのですよ。
読んだ、これ読んだよ、といちいち懐かしくてしょうがない。

そういや、このまえ実家に帰ったときに本棚をあさっていたら、
神戸製鋼の‘真紅’特集の「Number」がぞろっと出てきたんだけど、
野球関係の特集のものが一切見つからないんだよなぁ。
どーしたんだろ?親に捨てられちゃったのかしら?

そんなことを思いつつ、さらにページをめくると、
チュッパチャップスくわえてる野茂投手。あはっ。

傑作写真選というだけあって、なかなかいい写真が載ってます。

疾走する中島悟選手のマシン、その残像。
85年のやたらと黄色い甲子園、ハッピの背中には「R.BASS」。
辰吉のジャンプ、再び世界王者をつかんだ瞬間。
今とあまり変わっていない、詰襟の松井秀喜選手。
(当時、この風貌で自分より年下というのは反則だ、
 と思ったことを思い出す。何がどう反則だかわかんないけど)

頬に手を当てるアイルトン・セナ選手、
なにかを見上げて微笑む小野伸二選手、
なんという表情だろう。
山本KID徳郁という選手を私は全然知らないけれど、
この見開きページから漂う雰囲気はただ者じゃないと思う。

こういうのを見ると、写真を撮る人も撮られる人もすごいなぁと
つくづく思います。いやほんと、写真撮るのも才能なのかなぁ。

最後に新庄剛志選手の言葉。

「白い球をね、強く叩きたいと思います」

なんじゃそりゃって感じだけど。

************

今、マリーンズ-ライオンズのラジオ聞いてますが、
今日は小坂選手絶好調みたいです。走者一掃タイムリー~。
で、実況さんによると、さっきホームラン打ったって??
うーん、開幕から1ヶ月で早くも2本目・・なにかがおかしい。

ライオンズ、一昨日も思ったけどエラー多すぎなような?
(っつーか、サード後藤選手・・・)
マリーンズ戦しか注目していないけれど、
いつもいいところでエラーしてくれている気がする・・・。

あ、里崎選手、押し出しだって。うりゃりゃ。
なんだかいつまでも強いねぇ、マリーンズ。
里崎選手が4番ってスタメンは、なんだかよくわかんないけど。
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by namit100 | 2005-04-27 20:52 | 本をよむ

仕事と育児に追われる毎日にウルオイを!求めつつもちっとも更新できてませんブログ byなみ
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