憧れは憧れのまま。

子どもの頃から、周囲に犬を飼っている人が多くて、
たまに何気なく「犬派?猫派?」という話題が出たりすると、
「そりゃぁ犬に決まってるさ」って雰囲気がみなぎっちゃって、
(犬を飼っている人って、みんな一様に、
 「うちの犬が一番かわいい!」と言うのが微笑ましい)
私の「猫が好き」はなぜかいつも少数派だったりしたものです。
で、「えー、なんでー?」と言われて、こたえに窮する私。
だからぁ、「なんで?」って問いに弱いんだってば。

うちは主義としてだか方針としてだかわからないけど、
ともかく「いきもの厳禁」な家だったので、
犬も猫も当然一緒に暮らしたことはないわけですが。

世の中の犬猫さんたちを見ていると、
まぁ、ちびっちゃい時のかわいらしさというのは、
犬でも猫でも、そりゃぁかわいらしいもので。
で、大きくなってからも、見ていて飽きないのは猫だなぁ、
くらいの感じで「猫が好き」ってだけなのね。

あ、でもね、実家のご近所に、ものすごーく好きな猫がいました。
なんか、つーんとしてて、小生意気で、賢そうな女のこの猫さん。
小学生だった私が寄っていっても「ふん」って感じで、
全然媚びたり甘えたりしなくって、触られるのも好きそうじゃなくて、
でもなでたりしても攻撃するわけでもなく、
「しょうがないわね、なでさせてやってるのよ」みたいな。

まぁ、一言でいえば「愛想が悪い」ってだけかもしれないけど、
これって、私の女の子の好みそのまんまだったんだよね・・。

室内飼いではなく、いつも玄関先や庭の生垣あたりにいたけど、
自分の家の敷地から離れることは滅多になく、
もちろんよその庭にお邪魔してそそうをするなんてこともなく。
自分の家の‘おかあさん’の言いつけをよく守って。

私が小学3年生の時からいて、昨年亡くなったので、
どうやら22年くらいという長寿をまっとうしたその猫さん、
晩年はさすがに丸くなったものでした。
実家に行ったときに、その家の前を通りかかったら、
自分から「にゃ~」とか鳴くんだもん。びっくりしちゃった。

「猫は家につく」という言葉通りか、その家が改装するために
一時期他の所に住んでいた時には鳴きっぱなしだったそうで、
‘おかあさん’が元の家の敷地まで連れて来たりしていたようです。
で、改装が終わって、元のおうちに戻って間もなくに
息を引き取ったということでした。
「あの家に戻るまでは、あたしゃ死ねないんだからね」
って感じだったんでしょうか。

あの猫さんを見るたびに「家にあんな猫がいたらいいなぁ」
って思ったものだけれど、実際に、飼う大変さを考えると、
自分には無理だなぁとも思います。

いいなぁ、という憧れは憧れのまま、
自分には猫さんと暮らす生活はたぶん訪れないでしょうが、
そのかわりに、世の中の猫と暮らす人々の生活を
こっそりと拝見して和んでいたりするのです。
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by namit100 | 2005-04-26 22:26 | 毎日のそんなこんな

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