私を野球にひきずりこんだものたち ‘中学生編’

中学生の頃、非常に感銘を受けた、
・86年の西武ライオンズ-広島カープの日本シリーズ
・88年のいわゆる「10.19」
については、すでに以前にちょろっと書いていたようです。

日本シリーズって楽しい。

近鉄について、けっして忘れないこと。

というわけで、さらに人物編。

*杉浦忠監督

テレビで中継されないパ・リーグに興味をもったきっかけが、
86年に南海の監督に就任した杉浦さんでした。
就任当初は、もちろんどんな方なのか、全く知りませんでした。

友人の家に遊びに行った時に、その友人のお父さんが大阪出身で、
中学生の頃に杉浦投手の大ファンだった、という話から、
4連投4連勝の日本シリーズのこと
3年ちょいで100勝したこと
1シーズンで40勝近くしたこと
などをなにやらえらく熱く語ってくださったのが、
杉浦さんについて得た知識の始まりでした。

今思えば、娘の友達の女子中学生に杉浦投手を語るお父さん、
というのはあまりにも妙なのだけれど、
あのお父さんの存在なしに現在の自分はないかもと思うと、
感謝したいような感じでもあります。
杉浦さんが監督になったのがよほど嬉しかったのだろうなぁ。

ともかくその話を聞いて、そんなすごい投手だったのかと感嘆し、
全然知らない杉浦監督のためだけに、
試合をみたこともない、どんな選手がいるのかも知らない、
南海ホークスの‘にわかファン’となった意味不明な私。

そして同時に、試合中継のないホークスのことを少しでも知りたい、
という思いから、
選手名鑑・新聞・ニュース・週刊ベースボールとの首っぴきが始まり、
親に「野球のことに使う脳みそを他に使え」と言われるはめになるのでした。



*山本和範選手

そんなこんなで、相変わらず試合をみることはできないけれど、
W山内投手・加藤投手・藤本修投手(そういや、なんで‘ニャンコ’なの?)
・門田選手・当時は若手の湯上谷選手・・・などなど、
少しずつホークスの選手の名前と顔を覚えていった‘にわかファン’の私、
ある日のスポーツニュースで異様に美しいホームランシーンを見たのです。

ちょっとすくいあげるようなフォームから
「これこそホームラン」という放物線が描かれ、
打った選手はゆったりとバットを放り投げて走っていきました。
あぁ・・・またもや一目ボレをいたしました。

それが山本和範選手でした。

その時には即座に選手名鑑をひっぱりだして、
お顔を確認して一瞬絶句したものですが、
後に見た、ホームランを打って驚くほどのはしゃぎっぷりで走る姿は、
私には最高にかっこいい選手に映りました。

近鉄移籍後のオールスターゲーム、福岡でのホームランや、
中日優勝の裏でこれも福岡、最終打席に放ったホームラン、
思い返すと今でもうるっとしてしまうようなものでした。
いつまでも引退してほしくなかった、
無茶だけれどそう思う選手のひとりです。



*高沢秀昭選手

ロッテオリオンズといえば川崎球場、川崎球場といえば客がいない、
という図式は「珍プレー好プレー」系の番組からの洗脳でしょうか。
その図式が縮まって「ロッテ=人気がない」イメージしかなく、
まさか自分がそのチームのファンになる日がやってくるなどとは
夢にも思わなかったわけですが。

87年のオールスター、KKがどうちゃらとか騒がしい中でしたが、
そこに出てきた高沢選手は、とにかく地味、の一言でした。
なんでこの人が‘オールスター’なのかと思うほどだったのですが、
アナウンサーによれば四番打者だというではありませんか。
四番打者って、もうちっと華やかなもんではないのかい?と、
その地味さがやけに気になっているうちに、
その試合のMVPになってしまった高沢さん。MVPでも、やっぱり地味。
たぶんインタビューとかあったはずだけど、なにひとつ覚えちゃいない。
気になるのは、その地味さばかり。ひっそりこっそりMVP、という矛盾。

オールスターに出てくる選手がこんだけ地味なら、
このチームの他の選手はいったいなんなんだという興味から思わず
ロッテを応援したくなった、この心理は今もって自分でも理解できません。

翌年88年、高沢選手は首位打者に輝きましたが、やはり地味。
ただし「10.19」では派手に活躍(?)なされて、
世間にため息の渦を巻き起こしました。なんて間が悪いんでしょう。


*阿波野投手・西崎投手

新人王っていうタイトルに興味をもったのは、
この2人の選手の新人王争いからでした。
阿波野投手のスタートダッシュなんて、これってほんとに
ルーキーさんなのか?と子どもながらに驚きましたねぇ。
そして、夏には西崎投手が大爆発(炎上ではない)。
その後は最後までどっちが新人王でもおかしくない、
むしろ新人王2人じゃだめなの?くらいの競り合いが続きました。

私は西崎投手の新人王を願っていたのですが、
(これは純粋に顔面で応援してました。ミーハーです、はい。)
投票ではけっこう大差で阿波野投手。ちょっと残念。

これくらいのレベルの新人王争いが毎年繰り広げられたら、
それだけでも相当楽しいだろうなぁといつも思います。

**********

・・・こうやってあらためて思いかえしてみると、
中学生の頃インパクトがあったのってパ・リーグばっかだなぁ。

もちろんセ・リーグでも、
・阿南監督を筆頭に正田さん・津田さん・長冨さん・長内さん・・と、
 なんとなくみんな‘カープ顔’とくくりたくなるような広島カープ
・やんちゃ坊主たちと見守るおじいさん、みたいなヤクルトスワローズ
・生で観た川又選手の‘放物線を描かないホームラン’
・アキレス腱を断裂しながら次の塁まで走った遠藤投手
などなど、思い入れはあるのですが。

一瞬にわかホークスファンになったものの、
結局特定の球団ファンにならず、なれず、
12球団同じように応援していた中学生~高校生の頃というのは、
それはそれでなかなかに楽しい時代でした。
もちろん、マリーンズやタイガースが勝った・負けたで
一喜一憂できる今も楽しいですけれどね。

自分が野球をやった経験がほぼ皆無なので、
技術的なことは今でもよくわからないことがほとんどです。
(「こういう球が打ちにくい」とか
 「守備ではどういうタイミングで打球の下に入るのか」とか、
 そういうことすら実感できない)
こんな自分でも野球を楽しんで観ることができるシアワセ、
憶えているものも忘れてしまったものもひっくるめて
‘記憶’としてしみついてきたものの大きさを感じたりもするのでした。
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by namit100 | 2005-04-19 22:42 | 野球におもう

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