やっぱり、野球が好きだ。そう思った。

思えば、昨年は最初っから妙な年でした。

キャンプインを目前にして、突然降ってきたのは
「近鉄、チームの命名権売却へ」のニュース。
球場名売却はあったけど、今度はチーム名?
なんだよ、それ、と戸惑っているうちに、
「認めん」という反対の嵐で、白紙撤回。一件落着。

それからは、何事もなかったかのように、プロ野球は、
キャンプ・オープン戦・開幕と、例年通りに進んでいきました。
阪神が勝った、負けたで一喜一憂してみたり、
広島の4月の快進撃に、びびってみたり、
今年もパはホークスかねぇと呟いてみたり、
でもロッテはやけにダイエーに勝ってるのをいぶかしんでみたり、
そんな、いつも通りのシーズンを私も過ごしていました。

これまた、あまりにも唐突に「近鉄とオリックスとの合併」が報道された6月13日までは。

球団の合併なんてのも想像できなくって、最初は
「この話も、反対されまくって消えるんじゃない?」なんて
考えていたのですが、とんでもない。消えるどころか、
その後の展開はご存知の通りのすさまじいもの。
プロ野球史上初のストライキまで行われました。

そして、シーズンが終わるとともに、
近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブという
ふたつのチームがなくなり、
オリックスバファローズ・東北楽天ゴールデンイーグルスの
ふたつのチームができました。


昨年のお正月には、予想することすらできなかった展開に
やたらと悲しんだり怒ったりしていた2004年のプロ野球、
心にちくちくと残って離れないことというのがあります。


たとえば、
合併反対の声が高まっている時に、時たま目にした、
「普段、球場に来ていない人が、ファンみたいな顔して騒ぐな」
「ファンが球場に行かないから、こういうことになったんだ」
というような言葉。

近鉄やオリックスのファンのみなさんや、
工面しながらも熱心に球場に通っている人たちのことを考えると
なんだかひどい言葉だなぁと、まず思ったのだけれど。

それとは別に、とても悔しかった言葉でした。
悔しかったのは、自分自身について考えた時に、
同じような気持ちがたぶんあったからだと思います。

ここ数年、年間10試合球場に行けるか行けないかの自分が、
テレビの野球中継すら見られないことも多い自分が、
合併反対って言ってても、そんなの伝わるわけないんじゃないかって。
そんなファンの声は、無視されても仕方ないものなんじゃないかって。

野球が好きだなぁって思う気持ちだけではどうにもならないものがある、
そんな気がして、悲しくて途方に暮れる思いがしました。


そして、
パリーグを苦しくした要因についての話。
巨人にぶら下がっている、
「阪神をはじめとしたセリーグの球団」
「マスコミ」「セリーグしか見ないファン」とか。
(球界全体の体質として、という話がいちばん多かったと思うけど)

私は、こんなこと考えたこともありませんでした。
ここ10数年阪神ファンやってるけれど、
セリーグとパリーグとに分けて考えていたわけではありません。
どのチームもみんなひっくるめてプロ野球、
そう思ってプロ野球を見てきました。

でも、パリーグの財政難について(球団売却も多かったし)
知ってはいても、あまり意識することはなく、
それを招いている要因・・なんて考えたことありませんでした。
関西地区での阪神の異様なまでの人気が、
オリックスや近鉄を圧迫している可能性なんてことも。

そして、気付いたのは、
ようするに、そもそも「球界の構造」なんてものについて
自分は深く考えたことがないっていうことです。

私にとっての興味は、自分の目の前にある野球だけだったから。
野球を見るのって、どきどきわくわくするなぁ。
自分の好きなチームが勝ったら嬉しいなぁ。
ただ、それだけ。

いや、それでいいんだって思っています。
なんでファンが球団の経営やらお金やらのことを心配したり、
語ったりしなきゃいけないんだって言う人もいます。
私もそう思います。

思うけれど、でも、それじゃぁ、
また愛するチームを奪われる人たちがでてくるかもしれない。
愛するプロ野球そのものがなくなってしまう日がくるかもしれない。

経営者はファンを無視して合併を決めたけれど、
ファンである私だって鈍感でした。
そう、近鉄の命名権売却の白紙撤回に安心したくらいに。
合併しなきゃならない理由をちゃんと説明してよ、と思ったけれど、
説明したって無駄だと思われる存在でしかなかったのかもしれません。


合併問題があちこちで論議されていた中で、
いつの頃からか、ずっと、
「ごめんなさい」
という気持ちがどこかにあります。

何に対してかはよくわかりません。
・・近鉄に? ブルーウェーブに?
・・自分のチームがなくなった選手に?
・・応援するチームを失ったファンの人たちに?
・・そういった当事者の人たちへの悲しみに?
わからない、わからないけど、ごめんなさいって思う。

そして、私はこれからどうしようかな、
なにをしていったらいいのかな、って。
いろいろぐちゃぐちゃ考えたりもするけれど、
今は、とにかく、もっともっとプロ野球に参加していこう、
そう思っています。

上に書いたように、ここ数年、多くて年間10試合くらいしか
球場に行ってない(2試合しか行けない年もあった・・)、
これをいきなり30試合40試合っていうのは時間的に無理だろうけど、
がんばって時間つくって、行けるかぎり球場に行こうって。

ファンクラブに入ろう!なんて思い立ったのも、
このあたりのことと無関係ではなかったりもして。
これもひとつの参加の形だよなぁと思うし。
(ロッテのファンクラブ、
 ほんとに募集されるのか不安になってきたけど)

楽天では球場のボランティアスタッフ募集とかしてるけど、
こういうのもいいかも。(給料もらうわけにはいかないので)
さすがに宮城では年6回以上なんて行けないけど・・
うちの近隣の球場でもあるのかな?

・・・などなど、ぜんっぜん大したことじゃないけど、
なんでもいい、とにかくプロ野球に少しでも多く関わっていこう、
どうやって関わっていけるか探そう、というのが今の気持ち。

好きって気持ちだけでは伝えられないなら、行動してみよう、
無視されるのが嫌だと思うなら、いつも一生懸命考えてみよう、
ってめちゃめちゃ単純な発想しかできないんだけれど。

別に私がどうしようと、なにかが変わるわけでもありません。
そんなことは百も承知の上で、なにをしよう?って考えるのは。
心にちくちく残るものに対して、今、私にできることの精一杯。
自分の中にある「ごめんなさい」への返事。
そういうことなんだと思います。

そして、やっぱり、野球が好きだなぁ。うん。


******************

さて、いつにもまして、だらだら~なこの文章ですが、
先日書いた「バフィーくんエイドキャンペーン」の一環として
「バフィくんへのおたより」のつもりで書き始めたものでした。
それが、書いているうちにどんどん逸脱していき・・・
気がつけば、ただの愚痴ったれになっていたので、普通の記事に・・。
だめじゃん、自分。

でも、新しいシーズンが始まるにあたって、
あらためて思い返すきっかけを与えてくれた
「バフィーエイドキャンペーン」およびrisa-ferunandesu さまに、
勝手にこっそり感謝しております。ありがとうございました。
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by namit100 | 2005-02-20 21:30 | 野球におもう

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